遠藤昭一のヘンプのある暮らし

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2008年 03月 12日

サリジャ村の織物プロジェクト

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サリジャ村の織物プロジェクト レポート 2008.2.23~25

このあたりはヒマラヤイラクサ(allo)がたくさん自生している地域でそのalloを使った製品作りによる地域資源の活用と雇用創出を目的として昨年より織物プロジェクトがはじまりました。
現在のメンバーは9人全員女性で農作業や家事の合間の時間を見つけての作業なので効率よくものつくりをするというわけにはいきませんが、仕事をしている最中はものつくりに集中でき、自分自身に向き合うことができる貴重な時間と生産者は話してました。

 当初、2007,12月の段階で試作品の布を見せていただいた限りでは、正直品質においては市場に通用できるようなものではなかったのでかなりきびしいなと思いましたが、今回作り手に会い、道具を見て、仕事ぶりも見せていただいた結果、技術はこの数ヶ月の間にかなり進歩しているようで、特にalloの糸つくりに関しては、ネパール国内に他の地域から流通しているものとくらべてもかなりの高品質で、充分に市場に出しても通用する品質であることを実感しました。あとはこの糸を使い、サリジャ村ならではの特色ある製品を作り出すことと、もうひとつは村人や近隣の村のニーズに合わせたものつくりが出来れば「地産地消」による仕事ができて、海外や町に出稼ぎに行くひとたちの割合を少しでも少なくできればと思いました。

 2008,2,25現在のメンバーです
Jas maya Pun グループリーダー
Gham maya Grbuja サブリーダー
Rupa Pun
Tika Purja
Lalita Pun
Kriti maya Purja
Mar maya pun
Padma garbuja
Kapila Purja

この9名に加えて3月から新たに15名~20名 トレーニングを受けて新規メンバーが加入予定です。


現在ある設備は次の通りです

足踏み式スピンドル 3台      
*デザインの原型はヨーロッパ産のものでネパールにある伝統的なものより数倍の速さで糸つくりが出来る

床置き型スピンドル(チャルカ)2台 
*通常はウールの糸つむぎに使われる伝統的なかたち
 
織り機大型のもの 5台 幅20cm~1m程度X200mくらいまでの織物が出来る
           ネパールの伝統的な手織り機で各地にあるかたち
織り機小型のもの 2台 幅3cm~20程度の細めの織物が出来る
           ネパールの伝統的な織り機で各地にあるかたち

ワーピングマシン 1台 縦糸を巻き取るもので手動の巻き取り機
           各地にある伝統的なかたち

道具はすべて手動で電力が要りません。

ほかに糸の原料を煮る際の道具と工程について

1晩秋の頃にalloを収穫 生皮を剥いだ直後に灰汁と一緒に煮る
 (一度に作業出来ないので生皮を剥いだ原料は干して保存 農閑期に作業)
 大きなドラム缶 またはなべ(アルミ、またはステンレス)
 燃料の薪
 灰汁
2 煮た材料をたたいて鬼皮を取り除く

3 とうもろこしの粉を混ぜて干す
 (地域によってはカオリン質の白い土を混ぜる)

4 棒でたたいてゴミを取り除きやわらかいウール状にする

5 材料の中に混じっているこげ茶系としろ系を手で選別する

6 こげ茶 しろにわけた材料を細かく裂く

7 チャルカ または足踏みスピンドルで糸に紡ぐ

 生産量について

 糸つくり
 足踏み式スピンドルを使った場合は極細の糸で1日6時間程やって100g程度
 チャルカの場合は50g程度

織物
 90cm幅で縦糸コットン 横糸alloの場合で1日6時間で約2m


現在の売り先
 MEDEPの委託先であるSEWANのクスマ事務所が一括買い取りをしています。
 サリジャ村から@350で卸し事務所から@380で販売しています。
サリジャ クスマ間の輸送コストは未確認です

今後の課題と展開
 現在上記のMEDEP、SEWANの指導のもとで織物プロジェクトをはじめた村が十数か所あるので、どの村でも同じような製品が作られています。流通のことを考えると主要道路に近い村 車が村まで来ているところが流通の上で有利なので、その点サリジャはふもとの町まで人力またはチャッカル(ロバによる運搬)しか方法がなく他の地域に比べ不利なのでサリジャ特産の製品をつくることが課題となります。

同じ品質をいろんな村で作った場合の流通コストを含めた製品コストにおいて遠隔地ほど不利になってしまうので村の特産物による付加価値つくりとどこにも負けない品質つくりが今後のプロジェクトの鍵です


付加価値つくりへの提案してきたこと

 現在はどこも縦糸にマーケットから購入した機械つくりの綿糸を使っているが、手つむぎのalloをたて よこ使い100%alloの製品つくりに挑戦してもらう

草木を使った天然染料による染め
 村にも染料になる材料がいろいろある

Laligrass(ヒマラヤしゃくなげの花) パープル
Titpati(よもぎ)           きみどり
Okur(くるみ)            グレー 黄土色
Besar(うこん)          きいろ
Chutro(やまもも) きいろ(木の外皮)ブラウン(フルーツ)
Majito(インドあかね) ピンク オレンジ
Kongpen 日本名不明  黄色(木の外皮)

他にもいくつかあるようなので生産者にいろいろ染めも試してもらうようにアドバイスしてきました。

ポイントとして染めのためにたくさん燃料を使わないこと
そのために冷浴染めができるもの
醗酵させると色素が出るもの
長時間加熱しなくても染まるもの
以上の点で染めが可能なものを試してもらうように話してきました。

このalloの織物プロジェクトと天然染料のプロジェクトがかたちになれば村の資源と伝統技術の保護
それが森林保全の活動につながっていくことを見守っていきたいと思います。

再度夏の終わりころにalloの収穫時期に合わせて訪問してみたいとおもいます
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# by hemp-sho | 2008-03-12 12:54 | レポート
2007年 10月 31日

ハロウィンでカボチャ

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夏の間 日除けとして植えていた(勝手にはえてきた)かぼちゃ。
放任栽培にもかかわらず中くらいのサイズのかぼちゃが7個採れたのでくり抜いてお約束のキャンドルにしてみた。
なかなか愛嬌あるかぼちゃに出来上がり

収穫したものはスープやカレーにして美味しくいただきました。

コンポストの中から自然に芽を出し屋根まで勝手によじ登ってくれて夏の日差しをやわらげてくれて、秋の実りのおすそわけもいただいてありがとう
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# by hemp-sho | 2007-10-31 14:31 | イベント
2007年 10月 30日

土と平和の祭典 11月11日




いつも参加しているアースデーマーケットの仲間たちによるイベントです。街を作り人とコミュニティーを耕すそれぞれのジャンルのスペシャリストたちをゲストスピーカーに迎え、熱いトークとライブを繰り広げます。
 今回もバンブーテントのお店が立ち並びヒマラヤンマテリアルとして参加します。

~以下情報転載~
http://www.tanemaki2007.jp/log/eid27.html

a0099146_1239151.jpgひとりひとりが種まくことで社会は変わる。
今年2月3日節分よりスタートした「種まき大作戦」。その収穫祭として、いよいよ11月11日(日)港区立芝 公園にて「土と平和の祭典」が開催されます。野外ライブは千葉県鴨川で自ら「農」を実践する歌手Yaeがオーガナイズ。特設ソーラーステージで賛同 ミュージシャンによるライブや豪華ゲストのトークショーなどが繰り広げられます。また竹テントエリアでは、農家による作物や加工品の販売を通じて、 ファーマーズマーケット、トラスト、アグリツーリズム、フェアトレード、フードマイレージなど多様な「農」の可能性を感じる農家市場が出現します。もちろん、こだわりのフード&ドリンクも充実の内容。「土と平和」を「農的幸福」と読み解くことによって、「大地(地球)」とつながる「安心・安全な暮ら し」を、誰もがおいしく楽しく深く実感できるお祭りです。
ぜひ参加ください!!
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# by hemp-sho | 2007-10-30 12:45 | イベント